地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】



遠い………?

レストラン、遠い。ここから。

そんな。

こんなにもお腹、すいたのに。

エネルギー消費、半端ないのに。

しばらく脱力していると、



くんっ…………



鬼の匂いも察知する私の嗅覚が、ひとつの匂いを嗅ぎ付けた。

やはり大量にいる…泥のような、『鬼』の匂いの中に。

ソースのような、醤油のような、





それは、『食料』の気配で。



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