地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】



「たべ、もの……」

その匂いに釣られ、私はふらふらと立ち上がった。

「ん……神無、どしたの?」

周囲の音は聞こえない。

全神経を嗅覚に集中。

この匂いは……照り焼きかな。

「神無?……神無ってば?」

匂いのやってくる場所を断定。

同時に歩き出す。

「……え、ちょっ、神無?!」



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