地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
そんな私の言葉に対する返事は、
「……はぁ?」
何故か、呆れたようなため息。
ふぅ、とか呟きながら
「……別に気ぃ遣ってねぇ」
……私の心を見透かしたように、そんな一言をくれる。
「…………」
「俺がカラオケに行きたいんだ。……だから、いいだろ」
念を押すような一言。
でも…やっぱり信用しきれなくて
「………ほんとに、いいの?」
しつこくそう聞いた私に、
「……………」
龍真君は、もう何も答えなかった
そのかわり、
…戸惑う私の腕を引き、カラオケへ歩き出した。