地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
「あららん?………残念、今日はここまでやなぁ」
と言いつつ、先生(男)は教材などをテキパキと片付け、号令と共に教室から出ていく。
……私は、号令が終わった瞬間に瑠美の元へ駆け寄った。
「る、瑠美!?」
「んー?なに」
そう答える瑠美は、なんだか少し不機嫌。
「な、なんでさっき、あんなにも大きな溜息ついたの?」
「なんかウザかった」
瑠美はさらりと言ってのける。
でも……それはおかしい。