地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】



私はその場に倒れ込みながら、

「………わぁー…」

久しぶりに、泥の臭いのしない空気を肺いっぱいに吸い込んだ。

これは……霊力使いすぎただけの事はある。

普通の空気がおいしいよ…。

なんて呑気に考えていたら、


「神無?!」「っ、おい!!」


その場に倒れたからかな……

二人とも、血相を変えてこちらに駆け寄ってきた。

「……気分、どう?」

焦った顔をする二人に、私は笑いながら声をかける。



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