地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
「あ、うん。ずっとうるさかったのが消えて、心が軽く……」
と、真面目に応える瑠美。
それに対して龍真は、
「それはこっちの台詞だ、バカ。……大丈夫か」
かなり心配そうな表情。
龍真にしては珍しい表情だなぁ…なんて思っていたら。
「……ッ……ゲフッ!!」
喉の奥から血生臭い物が込み上げてきて、
あまりの気持ち悪さに我慢できなかった私は、
瑠美と龍真から顔を逸らすと
ソレを床に吐き出してしまった。