地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
「神無ぁ!!よかったぁ……無事で本当によかったぁ!!」
半泣きになりながら、私の方へと走ってくる瑠美。
そのまま抱き着いてきた瑠美を、なんとか受け止める。
だけど私はそれより、頬が腫れてる愁君が気になった。
「あ、ねぇ、瑠美……
愁君、どうしてほっぺた……」
私の問いに瑠美は、
「あぁ、うん……私がやったの
あいつが悪いのよ」
抱き着いたまま酷く冷徹な声で、ぽそっと呟いた。