地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
ちょっとげんなりした所で、私は朝に校内の『鬼』を狩りきれなかった事を思い出した。
「あ、そうだ兄ちゃん!!ちょっと『鬼』退治して!?」
兄ちゃんなら狩れるはず、と思ってお願いしてみる。
けど、
「はぁ?学校はお前のテリトリーだろうが」
予想通り、兄ちゃんは難しい顔をした。
こういう時…兄ちゃんは厳しいんだ。
なんでも、プライベートと仕事はきっちり分けるタイプなんだとか。
(やっぱりダメかぁ……)
と思ってしょんぼりしていると、意外なところから助け舟が出された。