地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
「むぅ…っ兄ちゃんの馬鹿!!妹の部屋に勝手に入らないでっ!!」
「いいじゃんか。愛する妹との朝のスキンシップだろ?」
いや、それじゃ済まされない事だってあるんだからね!?
「〜〜〜っ、兄ちゃんのシスコンっ!!」
「そうだぁ、俺はシスコンだぁ!!そして神無が大好きだぁ!!」
「寄るな!触るな!へんたぁーいっ!!」
私がそう叫んだ瞬間、兄ちゃんは突然俯き
「そんな言い方するなよ〜…。
神無が遅刻しそうだから、徹夜明けでも頑張って起こしてんのに」
そう言って、唇をとがらせた。