地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】




「…………むー」



拗ねた私は、瑠美と愁君を置き去りにして先に学校へ行く事にした。


ムッと眉をしかめながら、歩く足に力を込める。



「お、拗ねた拗ねた」


「ね〜?可愛いでしょ?」



後ろからバカップルの会話が聞こえた気がするけど、無視!!



「……鬼頭。………おい」



なんだか名前を呼ばれた気もするけど、無視!!



「…………鬼頭」



頭ぽむぽむと軽く撫でられてるけど、それも、無視……
って、そんなのできるかーい!!



< 84 / 434 >

この作品をシェア

pagetop