天使の笑顔で




「まゆちゃん!」


そう言うと振り返るまゆちゃん


あぁ…サラサラな髪が綺麗だ…


そして俺にこう言った




「あ、涼真君おはよー」




可愛い~~~


一気に癒されるわ~




「涼君ー?」


ぬ?



まゆちゃんじゃない声が後ろから聞こえた



振り返ってみると






「あ…明莉、」


怖い!今の明莉はやばい!


「待ちなさい!」


「うわー!!!」



俺は何が起こるかわかっていた


きっと捕まったら原形がなくなるほど殴られちゃうんだ



まゆちゃんが居るのに
逃げなきゃいけないのか!!


するとまゆちゃんが






「うぉー!」


ってなんでまゆちゃんまで明莉から逃げるんだよ!!


「待てー!!」


仕方ない!


「まゆちゃん!左!」


「うん!」


左に行くと非常階段がある


非常階段を上るとそこに
二つの扉がある

一つは職員室などがある廊下

そしてもう一つは二年生校舎


これで明莉を巻けるはず




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