天使の笑顔で




「涼君、どこ行った?」


やはり明莉は迷った


あとでまゆちゃんがいないところで
ゆっくりボコられよう




一件落着…


歩く余裕すら出来た俺は
なぜこの子まで逃げたのか問い掛けてみた


「ってかまゆちゃん、
なんで一緒に逃げたの?」


「なんか防衛反応働いちゃって」


まったく可愛い子だ


一年生校舎に向かい階段を下る


すると






「りょ~く~ん?」


恐ろしい声がした




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