天使の笑顔で
「涼真君教えて」
無防備
天然
無邪気
そんで可愛い
まゆちゃんはきっと意識していないだろう
あのキスで変わったのは
俺だけだったんだ
「んじゃ教えるね」
「よろしくお願いします
先輩!」
なんて可愛いんだ……
そんでもって
まゆちゃんが近い……
ドキドキドキドキドキ
ドキドキドキドキドキ
無理だー!!!
「ぅぅぐわっ」
息すんの忘れてたのか
わけわからない声を出してしまった
しかしまゆちゃんは気にもしていない瞳でこちらを見つめる
「どうやって投げれば真っ直ぐ行くかな?」