天使の笑顔で




次の日


『もう、無理しちゃって』


無理?

何が言いたいんだよ


見知らぬ女がまた俺に囁く


「ほら起きて!」


ぬっ?


この声は






「涼君!」


目を開ける


やはり明莉が居た




「おう、起こしてくれてありがとよ」


正直あの女はウザい




「今日は嫌な顔してたよ
大丈夫?」


顔で夢を判断すんなよ


「今日、早くね?」


「そうだよ、いつも涼君メロンパン食べながら来るから早めに来たの」


「優しさは100点なんだよな~」


首を傾げて明莉に言う




< 41 / 227 >

この作品をシェア

pagetop