天使の笑顔で
次の日
『もう、無理しちゃって』
無理?
何が言いたいんだよ
見知らぬ女がまた俺に囁く
「ほら起きて!」
ぬっ?
この声は
「涼君!」
目を開ける
やはり明莉が居た
「おう、起こしてくれてありがとよ」
正直あの女はウザい
「今日は嫌な顔してたよ
大丈夫?」
顔で夢を判断すんなよ
「今日、早くね?」
「そうだよ、いつも涼君メロンパン食べながら来るから早めに来たの」
「優しさは100点なんだよな~」
首を傾げて明莉に言う