天使の笑顔で
体温がわかるくらいに
密着している
本当の真実を知っても
こうやって抱きしめてる…
もうまゆしか居ないんだ
「まゆ、今のまゆの状況が神様からの試練なら
俺の試練はまゆのそばに居ることなんだよ
どんなに辛くても
ずっとそばに居てあげる」
今まで思っていたことを全部ぶつけると
小さな声で
まゆは言ってくれた
「ホントに私でいいの?」
「まゆが良いんだよ
俺は一生、お前のそばに居るからもう一度言ってもいいかな?」
「うん、いいよ」
「好きだよ。
だからもう悲しくなるとか言わないでくれ」
「うん。ありがと」
抱き合ったままの二人は
共に涙を流し
溢れる思いもぶつけて
切れることのない糸が
今、結ばれた