きっと、最初からだった。

「…っもっと、運動しとくべき、だった、かな…ッッ」


あー、もう限界だよ、あたし…。


そろそろ限界が近づいてきた頃、やっと音楽室に着いた。


…よし。注目されるだろうけど、入るぞ。


…ガチャリ


「「「……………」」」


…うっ、そんなに見る!?見てんじゃねぇよ!!!


「…遅れました、すんません」


「あぁ、早く座れ」


え。嘘。何も言わない…?


と、思い、静かに座ったら。


せんせーはあたしの席に近づいて、ボソッと


「…後で、来い」


…ハイ、怖いです。


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