きっと、最初からだった。

あぁ、何手伝わされんだろ。


せんせーのいつもの罰は、パシリとして使うこと。


はぁ、ユーウツ。


あたしはせんせーにジトーッとした目線を向けるけど、


せんせーは気付いてるのか気付いてないのか、フッツーに授業を進める。


ムカツク…けどカッコイー…


皆がノートをとってる間、めんどくさそうに、眠そうに、欠伸をするせんせー。


教師としてはちょっと最悪かもしんないけど、全然気になんないほど、超かっこいい。


もうパシリでも何でもいいから、早く放課後になれーーーーー!!!


「…じゃ、ここ霧井」


「へ!?え、は!?」


うお、ビビった…。イキナリせんせーに呼ばれるとか…心臓が…。


「…わ、わかりません」


「そりゃ、話聞いてなかったらわかんねぇよなぁ?」


「は、い…」


「お前は遅刻して話すら聞かねぇのか?あ?」


「ご、ごめんなさい…」


「はぁ…。じゃ、ここはー…」


嗚呼…怖い。←

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