きっと、最初からだった。


「…っもう!! 忘れてって言ったじゃん!!!」


「うおっ! いてっ! おま、暴力はダメだぞ!…っくく…!」


あたしはせんせーをグーで叩く。


それでも笑ってる…ひどい。


「…運動音痴で悪かったねえ!!!」


フンッとそっぽを向くあたし。


我ながらガキだと思う。


「あー俺が悪かった、 怒んなよ~」


ポン、


………え。


あ、え、うおあああ!!!


あ、あああたし今せんせーに頭ポンって!!!!


「……………っ、」


「はは、顔真っ赤」






< 27 / 28 >

この作品をシェア

pagetop