きっと、最初からだった。

「…ぃ、おい、聞いてんのか霧井」


…あ、


「せんせーこんちわ!」


「こんちわ、じゃねぇよ。おらコーヒー」


せんせーは大分口が悪い。本当に教師か?


「ありがとー、ミルクと砂糖ある?」


「あー、あった。ほれ」


せんせーがミルクと砂糖を渡してきた。


「さんきゅ」


「…あんさ、俺、教師なんだよ」


「知ってるよ?」


イキナリどーした、せんせー。




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