きっと、最初からだった。

「…お前は、はぁ…」


「ちょ、ため息てひっどーい」


「…もうちっと、なんつーか…敬意とか表せねぇのか？」


せんせーの顔が若干引きつってる。


「フッ、敬意とか笑える」


「鼻で笑うな、鼻で。敬意っつーか、まずその態度とか直せや」


…態度、かぁ…。


「無理無理。今更直せって言われても」


「せめてタメはやめろ。教頭がうるせぇんだよ」


「え？教頭？あぁ、“佳月先生がそんなんだから舐められるんですよｯ！？”的な？」


「…まぁ。てかバカにしてんだろ」


「してない、してない……ブフッ」


「笑ってんなや！」