たった1ヶ月の恋
「あ、雪だ」
ハチが目をキラキラ輝かせながら、降り始めたばかりの雪を見つめていた。
そんなに気温低いんだ…
「やっぱり寒いなー…」
まったりしている時間は嫌いじゃないんだけどね。
近くにあった毛布に体をくるませて、再びハチの隣に腰を下ろした。
「綺麗だなー」
「そうだね…」
笑顔になったハチ。
よほど雪を見るのが楽しいんだろう。
もう一つ分かったこと
ハチは雪が好き。
「俺雪も好きだけど、夏の晴れた空も好きだぞ」
リビングの壁に掛けてあった、額に入っている空の写真を指さした。
「あぁ、確かにあれ撮ったの夏だったかも……、綺麗だよね」
「うん、綺麗。」
もう一つ追加
ハチは、夏の晴れた空も好き。