たった1ヶ月の恋

「あ、雪だ」

ハチが目をキラキラ輝かせながら、降り始めたばかりの雪を見つめていた。

そんなに気温低いんだ…


「やっぱり寒いなー…」


まったりしている時間は嫌いじゃないんだけどね。

近くにあった毛布に体をくるませて、再びハチの隣に腰を下ろした。


「綺麗だなー」

「そうだね…」

笑顔になったハチ。

よほど雪を見るのが楽しいんだろう。


もう一つ分かったこと

ハチは雪が好き。


「俺雪も好きだけど、夏の晴れた空も好きだぞ」


リビングの壁に掛けてあった、額に入っている空の写真を指さした。

「あぁ、確かにあれ撮ったの夏だったかも……、綺麗だよね」

「うん、綺麗。」


もう一つ追加

ハチは、夏の晴れた空も好き。
< 20 / 202 >

この作品をシェア

pagetop