たった1ヶ月の恋


「クリスマスツリー作成中」←



ドアを開けて最初に目に入ったのは、ハチがクリスマスツリーを立ててる姿だった。




「何それ、どこから持ってきたのよ」



「そこは魔力でちちょいと……ほら、海も一緒に飾り付けしようよ」




緑色の綺麗な木が、綺麗に飾り付けられていく。



「死神のくせにクリスマスツリーなんて、洒落てんね」



「だから言ったじゃん、イベント大好きなんだって」




ニコニコしながら話すハチを見てると、気持ちが落ち着いてきた。




「ハチ、あたしも手伝うよ」



そう言って、近くにあった飾りを手にとって、木に引っかけていく。



クリスマスにツリー出したら、すぐに片付けなきゃいけないから面倒だけど…



今日ぐらいはいいか。




「楽しいね…」
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