自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
高橋先生はビリの光に合わせて、ゆっくり一緒に走ってくれるのだ。


中にはサボる生徒もいるのに、光は風邪気味できつい時も、マラソン大会を休むとは言わなかった。


２年生の時は教頭先生と一緒に走った。



光は教頭先生が大好きで、家まで何回か送って貰ったりもした。


光は授業中は教室に大人しくいられるのが、休み時間は教室を飛びだしよく職員室に行ったらしい。



担任の青木先生に、毎日職員室に入り込み大変なんです。


と言われてしまい、光に本を持たせる事を考えた。



後昼休みは、養護学級で過ごすよう事もお願いして。



２年生になる頃には、自然と職員室に入り込む事はなくなったと言う。


どうして、職員室だったのか？


幼稚園の時も、光のお気に入りの場所は職員室。


昼休み、教室にいると、多分みんなは仲の良い子と遊んだりするが、光は自分の居場所がないと感じたからではないだろうか。


職員室に行けば先生たちがいるから。


これは私の憶測でしかない。




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