自閉症児光の夢、それは働く人になりたい

次男、薫の存在

何回も言うが次男の薫の存在は本当に大きいと思う。



幼稚園の時、薫に光を頼むとお願いしたら、《お母さん、光を見てたら僕が友達と遊べない》と怒れた。



薫の言う通りだ。



薫は私が頼まなくても、光の面倒をよくみてくれてるし。



薫ごめんね、そしていつもありがとう。



これからも光をよろしくお願いします。



薫が一度だけ、光を拒んだ事があった。




光が一年生で、薫が二年生の帰り道での出来事。



雨がかなり降っていた。



私が仕事から戻ると薫だけが帰っていたので。



薫に光はまだ帰らないのかと聞くと、知らないと言う。



中々帰らない光が心配になり、車で迎えにいくと、光は傘もささずに雨の中を歩いていた。


雨に濡れる事を嫌う光がどうして、ずぶ濡れになって歩いているのだろう。




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