自閉症児光の夢、それは働く人になりたい

葛藤の毎日

光が5年生になる頃に新校舎が出来、新しい教室はバリアフリーで、トイレもみんな様式。


何処の教室にも自由に移動が出来るし。



休み時間には自由に本が読めるスペースもある。



光にとって快適な場所だ。



休み時間、光はいつもそこで本を読んでいた。



次男の薫も一年間だけ、新校舎で過ごす事が出来たのだ。


でも、新校舎にまだ慣れない親たちは、参観会の時はどこを通っていいのか迷った。



教室に堺目がなくドアもないので、違うクラスを通って自分の子供の教室に行くことになるのだから。



授業をしている教室の中を通り、階段上がり上の階へ行かなければならない。



親たちが教室通るたびに、子供たちがこちらを見るし。



先生も子供たちも落ち着かないようだ。


新しい環境に誰もが戸惑っているように思える。




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