自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
青空学園の面接当日は、光よりも私の方が緊張してしまった。


青空学園は定員人数が決まっている為、今いる人数から落とされる生徒が必ずいる。


どの親子連れも緊張しているようだ。


子供たちの筆記のテストが終わると、いよいよ面接。


光の中学からは後2人の女子が、青空学園を目指している。


もう一人の男子生徒は、素でに養護学校の入学が決まっいて、その男子のお母さんが、子供に無理をさせたくない理由で養護学校を選んだと言っていた。


私は光に無理をさせているのだろうか。



嫌、光が青空学園に入りたいと願ったのだ。だから私は光を応援したい。


決意を新たにして面接に望んだ。


ここで頑張らないと、今までの思いが無駄になってしまう。






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