自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
フテップに仕事に行くようになって、9カ月過ぎた頃に、ステップを閉める事になったと専務さんに聞かされる。


最初からその心配はあったが、まさかこんなに早く閉鎖になるとは思っていなかったのだ。



又、次の仕事を探さなくてはいけない。



それから、光の仕事探しが始まった。



もう、作業所のツバサには戻れないし。



光は自分でいつも決めていて、一度辞めた所には戻りたくないと、ハッキリと言う。



職安に行き障害者枠で仕事を探すのは、本当に困難だ。



何回も挑戦して、何回も凹んだ。



上手く行った試しがないのだ。



障害者が仕事をしたいと、思う気持ちを形に出来ないのは何故なのか。



まだまだ厳しい状況だが、ここで立ち止まる訳にはいかない。



前に進もう。



少しづつでいいから、どんな小さな可能性にも挑戦しようと決心した。



光が夢を掴むまで、又家族で頑張ろうと思う。









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