自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
介護施設で、障害者での募集があったので面接に行き、施設見学も試みた。



その介護施設は家の直ぐ近くにあるため、通勤にも問題がない。



面接をして二週間が過ぎても連絡がこないので、紹介して貰ったハローワークに行き、面接結果が来ない事を伝えると、直ぐ電話をしてくれた。



その結果は、障害者でない人がほしいからと、なんだか苛立ってしまう。



なら、なぜ、障害者で募集をしているのかと。



ハローワークの人も中々難しいですと言った。



このまま、仕事にはつけないのかだろうか。



ハローワークに通いながら、求人雑誌とにらめっこの毎日。


そんな日が何日も続き、前にいたステップの専務さんから電話が来た。



専務さんの知り合いの病院で、スリッパの洗浄と雑務が出来る人を探していると。



専務さんが直ぐに、病院の事務長に電話をするようにと連絡をくれたのだ。



又、チャンスが訪れた。



このチャンスを逃してはならないと強く思った。










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