自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
光は自分で行けるのは直ぐ近くにあるコンビ、自分で選びお金を払うことは、小学生の時の養護学級で習った。


授業内容にお金の使い方や、植物の育て方など、生きていく為の必要な事を教えてくれたのだ。


光は食べ物にも拘りがあり、野菜などいっさい食べられなかったのが、小学生の高学年になったときに、あるきっかけでその拘りがなくなった。


それはいつもかかっていた、小児科の先生の紹介で、他の病院から来ていた、優しい先生に、野菜を食べないと病気ばかりをする話を聞かされた光は、次の日から野菜を含めば何でも食べれるようになったことは、今でも忘れられない。


光に取って、先生の言葉は絶対なのか。


その先生に、どうして、急に何でも食べれるようになっのかと聞くと、自閉症だから、知的障害があるから、言葉での理解は出来ないと考えるのではなく、他の子供と同じように話して聞かせる事が重要だと言われた。


親はこの子は出来ないからと決めつけて、やらせない事が多い。


出来ないことは親がホローすれば良いとずっと思っていた。


光はこの頃から大きく成長してたと言うのに。


光は私が作ったお弁当を毎日残さず食べている。


料理が得意ではない、私の料理を毎回美味しいと食べてくれる光。


二男に言われた事はないのだが。


光は常に何にでも感謝の気持ちを忘れない。










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