自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
それからもその病院の心理科にも通い、親子で沢山の事を学んだ。


私が癒される場所が二つになった。


心理学の先生は、言葉の教室の栗田先生の友達で。


その先生はいつも光を誉めてくれた。


光の持つ能力を沢山引き出してくれた先生。


記憶力の凄さが半端なくて、30人は写っている写真を光に見せ、次にその中の一人がいない写真を光に見せると、誰がいないか直ぐに言いあてた。


その人数が増えても、誰がいないのか直ぐに分かるようだ。


それは見る力が異常に発達していて、でも聞いて理解する力は赤ちゃん並みだと知らされた。


泣いたり笑ったりの繰り返し。


でも、一歩づつ、確実に進んでいることに確信があったから、諦めずに頑張る事が出来たのだと思う。





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