自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
絶対泣かない。


光に約束するよ。



お母さんはこの先、絶対泣かないと。



1年と2年の担任は同じ林先生だったが、林先生から学校へ来て下さいと言う連絡を貰う事がなかったので、私はパートの仕事を続けられた。



林先生と分かり合える事はなかったが、数年後林先生と再開をする事になった。



その時の話は前回にも書いているが。



先生の言葉を今もはっきりと覚えている。



数年後林先生は他校に転勤にして、そこで養護学級を受け持ち、障害を持った子供とその親の苦労が身にしみて分かったと言ってくれた。



そして林先生が私に連絡ノートに光の事を沢山書いたのは、自分の苦労をばかりを書いて、お母さんを捌け口にしていたと言った。


光君を理解しようとせず、お母さんを攻めてばかりいですみませんでしたと林先生が言ってくれ、先生と分かり合えた事が本当に嬉しかった事は、多分一生忘れられないと思う。










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