殺し屋M
タニケンは太い腕を振った。
Mの頭に当たりMは、よろめいたが再び金的にパンチを入れようとした。
しかし今度は上手く入らなかった。
タニケンはMのジャージの襟首を掴むとコンクリートに叩きつけるようにして投げた。
Mの身体はコンクリートに打ちつけられて跳ねた。
Mの目刺し帽を又も脱がそうとするMは身体は転がしながら逃げスクっと立ち上がった。
Mの目刺し帽に血が滲んでポタポタと垂れ始めた。
Mは苦し気に息をしながらもうふふと笑った。
タニケンが叫ぶ。
「お前何者だよ。これ以上やるなら五体満足じゃ返さないぜ!」
Mは笑いながら言い返した。
「うふふう~ん。気持ちいい。
俺を殺さないと三冠王さん殺しちゃうよ。」
タニケンはMに突進してパンチを放つ。
Mは、素早い動きでかわす。
Mは、コンクリートに血を垂らしながら笑う。
「だんだん調子がでてきたよ。ほら、当てないと残念だなあ。」
Mは、楽しげにそう言った。