甘い匂いに誘われて…
じゃなくて。
「ちょっと!
ちゃんと私の話聞いてた?!」
「聞いてたわよ。」
去り行く店員さんに手を振りながら言われても、何の説得力もない。
「要するにあれでしょ。
部長にプロポーズされたんでしょ?
いいじゃない。
おめでとう。」
いやいや、何もよくないでしょ。
「莉乃の話だけ聞いてると、冗談かな?とかも思うけど、出てきた時の部長の顔とか、そういうのを考えると多分マジだよ。」
先ほどのナンパ店員が運んできたパスタを頬張りながら言う。
あなた、意外としっかり聞いてたのね。
「あたりまえでしょ。」
人の心を読むのもお上手で。
「ていうか、普通プロポーズってこの先ずっと一緒に生きていきたい人にするものでしょ?
そもそも付き合ってもいないし、寧ろただの上司だし、なんで部長は私なんかに…」
「あぁ、そうだったわね。
あんたと部長、付き合ってなっかたわね。」
え?
何その言い方。
ものすごく引っかかる。
「ちょっと!
ちゃんと私の話聞いてた?!」
「聞いてたわよ。」
去り行く店員さんに手を振りながら言われても、何の説得力もない。
「要するにあれでしょ。
部長にプロポーズされたんでしょ?
いいじゃない。
おめでとう。」
いやいや、何もよくないでしょ。
「莉乃の話だけ聞いてると、冗談かな?とかも思うけど、出てきた時の部長の顔とか、そういうのを考えると多分マジだよ。」
先ほどのナンパ店員が運んできたパスタを頬張りながら言う。
あなた、意外としっかり聞いてたのね。
「あたりまえでしょ。」
人の心を読むのもお上手で。
「ていうか、普通プロポーズってこの先ずっと一緒に生きていきたい人にするものでしょ?
そもそも付き合ってもいないし、寧ろただの上司だし、なんで部長は私なんかに…」
「あぁ、そうだったわね。
あんたと部長、付き合ってなっかたわね。」
え?
何その言い方。
ものすごく引っかかる。