甘い匂いに誘われて…
「何さりげなく名前で呼んでるんですか。それに本当は、私と二人っきりになりたかっただけなんじゃないですか?」
彼に見つめられる事が堪らなく恥ずかしくなり、思わず顔をそらし悪態をつく。
ガタッ
突然立ち上がった彼に驚いていると、頬にあった手が顎に滑り、俯いていた私の顔を無理やり持ち上げた。
異常な近さに又も顔を伏せようとするが、顎をがっちりと掴まれていてどうしようもない。
寧ろ逸らそうとした事に気づいたのか、更に顔を近づけてくる。
「そうだと言ったら?」
薄い唇の端を淡く上げた彼の顔は、今までに見たどの彼よりも妖艶な雰囲気を放っていた。
彼に見つめられる事が堪らなく恥ずかしくなり、思わず顔をそらし悪態をつく。
ガタッ
突然立ち上がった彼に驚いていると、頬にあった手が顎に滑り、俯いていた私の顔を無理やり持ち上げた。
異常な近さに又も顔を伏せようとするが、顎をがっちりと掴まれていてどうしようもない。
寧ろ逸らそうとした事に気づいたのか、更に顔を近づけてくる。
「そうだと言ったら?」
薄い唇の端を淡く上げた彼の顔は、今までに見たどの彼よりも妖艶な雰囲気を放っていた。