『A』
[第018小隊、第3演習場に速やかに集合せよ
繰り返す
第018小隊、第3演習場に速やかに集合せよ]
「…私達だ
なんだろう?」
アナウンスで呼び出される等初めてのことだった為、少女達は些か困惑した。
「今日は演習のカリキュラムは入ってない筈だけど…とりあえず行こうか!」
「うん、そだね」
少女達は、なんだかよくわからないと思いながらも、装備一式を武装して、演習場へと急いだ。
第3演習場は、森林における戦闘の模擬戦に使われる場所で…敷地内で最も草木が生い茂っている場所だった。
[揃ったようだな
では、今から最終カリキュラムを行う]
「「…えっ?!」」
皆一様に驚いた、なぜなら、まだ最終カリキュラムを受ける段階までは進んでいなかったから。
[君達は非常に優秀だ
よって、予定を早めることにしたのだ
喜び給え、このカリキュラムを合格すれば、晴れて傭兵として、この工場から出荷されることになる]
それを聞いて、少女と、そして少女は、無邪気に喜び合った。
ほんのすぐ後に、自分達に何が起こるのかも知らず…。
[では、カリキュラムの内容を伝える…
最終カリキュラムはサバイバル演習だ
今から、君達5人には殺し合いをして貰う
生き残った一人だけが、全カリキュラム終了となる]
「「………え?」」