退屈しのぎだったのに、いつしか君を愛してしまった。
佑月は、俺ん家の客室を見て、しきりに「スゴーイ!」を連発していた。
「母さんが夕食作ってくれるから。それまでゆっくりしてろよ?」
「本当に迷惑かけてすいません…。ありがとうございます」
「おう。」
数時間後、俺は佑月を呼びに部屋へと向かった。
何だか…同じ屋根の下に佑月がいるなんて不思議な気分だ。
嬉しいような…
恥ずかしいような。
「佑月〜?入るぞ?」
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