退屈しのぎだったのに、いつしか君を愛してしまった。
譲れない想い
「陽斗さん…
私…いつのまに眠って…」
「ぐっすり寝てたな。眠気覚ましにちょっと出掛けないか?」
「ふぁ〜。
そうですね。どこに行きますかっ?」
今日が佑月との…
初めてのデート…かな。
佑月と二人で出掛けられることに、俺は珍しく浮かれていた。
「カッコイイ犬ですね〜!」
部屋から玄関まで
少しだけ距離がある。
俺たちはゆっくり歩き
会話を楽しんだ。
そして…
もう少しで玄関だった。
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