退屈しのぎだったのに、いつしか君を愛してしまった。



佑月はすぐに、
俺に懐くようになった。




そして分かってしまった。




気づいてしまった。




勘が当たってしまった。





佑月が俺らに隠している
……“秘密”に。






佑月は…




君は…男じゃない。






小さな小さな、
たった一人の……女の子だということに。





「陽斗さんっ」





でも………………
君の笑顔が見れるなら。





俺は気づいてない
“ふり”をしよう。








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