退屈しのぎだったのに、いつしか君を愛してしまった。
「佑月…」
俺は出番直前に、佑月を引き止めた。
「なんですか?」
「優勝したらさ…お前に話したいことがあるんだ。付き合ってくれるか?」
「あぁ…全然大丈夫ですよ。」
佑月は笑顔で了承してくれた。
「じゃあ頑張ろうな。」
「はい!!」
そして俺たちはステージに立った。
みんなが俺たちを見てくれて、応援してくれた。
緊張なんて言葉も
どこかに吹っ飛ぶくらい。
気持ちいいステージだった。
出番が終わり
いよいよ結果発表。
「緊張しますね…」
「あぁ。俺たちなら大丈夫だよ」
「それでは発表します!優勝は…エントリーナンバー!!21です!」
優勝……………?
俺たち優勝したのか!?
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