退屈しのぎだったのに、いつしか君を愛してしまった。



「やったぁぁ!!」




俺たちは
飛び上がって喜んだ。




こんなにテンション
上がったの…初めてかも。




「今日は打ち上げだな!!」





碧空の一言で、優勝祝いの打ち上げが行われた。





俺たちだけじゃなく…
店を貸し切っての打ち上げとなった。




「人多いなっ!」




あまりの人の多さに
碧空は少し機嫌が悪そうだった。




そして俺は、見失った佑月を探そうとしていた。




「ハルさん…!かっこよかったです…!」



トントンと叩かれ
俺は振り返った。




見たことないけど…多分うちの生徒だろうな。




制服が、同じだから。





「…あぁありがとう。」









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