僕等の場所…
2年の秋が過ぎようとしている



これから俺らのような“彼女なし”には


辛い季節がやってくる



12月のクリスマスや2月のバレンタイン…




外の寒さと同じように


心の中も凍るようだ…




あの京都以来、


隼人や修二のカップルは益々ラブラブ度を増している




そして祐輔と麻友も…




この頃の二人の気持ちに気付いていたのは


おそらく俺だけではなかっただろう




けれど祐輔も麻友も


自分から告白する事はしなかった





それから暫くして祐輔は俺に言った



「ちょっと相談乗ってくれん?」





多分麻友の事だろう…




俺は素直に


祐輔の恋を応援してやる事ができるのか…!?





答えは出なかった…




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