僕等の場所…
祐輔が俺の家にやったきたのは

もう9時を回っていた




「俺、麻友にフラれたわ…」



「・・・・・」



やはり、そうだったんだ



言葉がでない




祐輔は続けた




「やっぱ俺に純粋な恋はできんって事かな?

今までのツケが回ってきたみたい…」




「そんな事無いって!

過去は過去やんけ~


お前も反省して思い切って告ったんやろ?」




「そうやけど、答えはNO!」



「理由は?」



「聞いてない」



「何でやねん?

何がイヤなんか聞かんと前進まれへんやん」




「もうええねん…


アイツが言わんかったんはそれなりの

理由があると思うし!」




そう言った祐輔の顔は晴々したものだった




< 157 / 172 >

この作品をシェア

pagetop