僕等の場所…

母の死

ある日の授業中…


『ガラガラッ!』



勢い良く担任がやってきて大声で叫んだ



「甲斐おるかぁ~?」



「何っすか?」



「ちょっと来い!」



祐輔はダルそうに席を立って


俺の方を見て笑った



「何かバレたんかなぁ?」


そう言っておどけてみせる



「おいっ、はよせえ!」



いつもと違う担任の様子に


仕方なく祐輔は教室を出て行った




「祐輔、何したん?」



「知ら~ん!

女がここまで追いかけて来たとか…」



教室にドッと笑いが起こった




「えぇ~、授業続けるぞ~」


その言葉で仕方なく皆が黙った




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