僕等の場所…
朝のいつもの登校風景…



俺らは待ち合わせしている訳ではなかった




でもいつもの時間に出れば



大抵友哉と出くわす




家も見えるほど近くにあり



向かう駅も同じだと自ずからそうなる






「なぁ、友…!



お前付き合えへんの?」




俺は用意していた質問をぶつける






「何よ、急に! …ってか誰と!?」




友哉は恍けている様子ではない





「ほら、あの…史香って子よ



お前の事好きって言うてたやろっ?」





「あ~それだいぶ前の話やろっ!」




「そうかぁ~…っでどうやったん?」





「断った! 俺は女には興味ないって



いつも言うてるやろっ!?



それにその子の事よう知らんし…」





(知らんから付き合って知っていくんちゃうん…)







俺には一つの疑問が沸いてきた




「お前ってひょっとしてアッチ系?」






その後俺の腹に膝蹴りが入った(笑)


























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