僕等の場所…
友哉の顔が青ざめている…




スポーツをやっている者なら誰もが想像できた



それがただの打身ではない事に…






「おい、ちょっと待っとけよ!」




友哉は助けを呼ぶ為その場を走り去った






「っつぅ…」



俺の右足の甲はみるみるうちに腫れ上がる…







顧問の宮田の判断ですぐ救急車が呼ばれた




診断結果は“骨折で全治3ヶ月”







「終わった…」



体育祭は勿論、秋の大会も断念するしかなかった







「悪い…」




俺に付き添い、病院まで来た友哉が


肩を落としている…






「お前のせいちゃうって…」




気を使わせないように極めて普通に言ってみたが



俺の声は震えていた






悔しさで涙が止まらなかった…













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