恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~

 自宅でスッピン状態の梨香は、

 ソファに寝そべりながら聞いてきた。

 愛しの彼の話題が出た途端、

 梨香との格差の壁に萎縮していた私も

 テンション急上昇。

「とりあえず、また食事行きましょうってことになった」

「ふーん、よかったじゃないの」

「うん」

 あーもう幸せ。

 超幸せ。

 恋ってイイね!

 女性ホルモン分泌量が増えて、

 肌もつやつやになったし。

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