恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~

 私たちはパスタやらピザやらを適当に注文し、

 しばらくは仕事の話をしていた。

 しかし、そろそろ食べ終わろうかという時。

「で、さ」

 歯切れの悪い切り替えし。

 何か重い話題になりそうなことは予想がついた。

「お前と陣内さん、付き合ってんの?」

「付き合ってたらあんたとご飯なんかに来ないっつーの」

「そうか」

 何?

 陣内さんのことになると、やけに突っかかる。

 やっぱり何かあったんじゃない。

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