恋の歌
学校に着くと友菜が私の席まで歩いてくる。





「おはよ。」


「おはよ。」






普通にしてるつもり。






でも友菜は真っ直ぐ私を見てきた。






「全くこの子って子は。」






友菜の発言はお母さんみたいだ。







「友菜、私「知ってる。」






え?





友菜は優しく微笑んだ。






「何を?」


「ふふっ。愛瑠に隠せるわけないもん。」


「だから何を?」






友菜はうんうんと一人頷いた。
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