恋の歌
私は途中公園に立ち寄った。







帰ってもアイツに会うだろうし?







アイツが帰るころに帰ればいいよね。







少し暗くなりつつある空を見上げた。







「あれ、吉川愛瑠さんじゃない?」


「え?」






声のする方を見ると一人の男の人がいた。







その男の人は知らない人。






てか、何で私のこと知ってんの?






「俺は卒業生の末廣 十夜(すえひろ とうや)。」







卒業生。でも何で知ってんの?





私は知らないんだけど。







「今時間大丈夫?」


「‥あの‥私帰るんで「少しだけ。ね?」

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