恋の歌
「吉川、いつ席替えしたんだ?」


「…。」






ニヤッと笑うおっさん。







「戻れ。」


「…。」


「早く戻れ。」







チッ。






私はおっさんを睨み、席を立った。







同時に友菜も席を立つ。







私たちはアイコンタクトをして席についた。








マジおっさん恨む。







そう思って。









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